2018.5.31

【スタートアップが陥りがちな資本政策の課題とは?】ファイナンスのプロが教える、ベンチャーのファイナンス戦略、Startup BOOST Day02イベントレポート!

経営戦略支援ユニット戦略参謀Unit ALPHAと、起業家支援コミュニティ「プロトスター」との共催イベント「Startup BOOSTDAY」を5月14日、イベント・ミーティングスペースであるClipニホンバシにて開催しました。早くも2回目となる本イベントは「ファイナンス戦略」をテーマとした、ベンチャー企業の成長のためのワークショップを実施しました。

本日の登壇者

登壇者は監査法人トーマツでの経験後、ヘルスケアベンチャーのFINCなど数社でファイナンスを担当しを起業後、現在はIPO支援を行なっている(株)haiku 代表取締役 高橋宏治氏、自社メディア事業の事業バイアウト経験のある㈱京橋ファクトリー代表取締役 八木太亮氏の以上2名。

戦略参謀UnitALPHAとは?

戦略参謀Unit ALPHAは、EXIT経験や事業経験者で構成されている戦略支援チームです。
戦略参謀Unit ALPHAでは「Strategy Specialist」「Speed of trust」「Growing Together」の3つのコンセプトでベンチャーや成長企業の戦略支援を実施しています。EXIT経験や事業経験者で構成されているチームのため、成長企業で起こる課題などについて的確な支援が可能できる点が戦略参謀Unit ALPHAの特徴です。

01.ファイナンスパート:資本政策のシミュレーションから課題を考えてみる

最初の登壇は高橋宏治氏によるベンチャーのファイナンス戦略パートでは資本政策をテーマにしたワークショップを実施されました。
内容としては、架空の会社のスタートアップ『テクノロジーベンチャーズ』が、創業からから株式上場までのストーリーからその資本政策上の課題、起こりうる出来事を考えてみる、という内容で、参加者個々がそれに関するExcel資料を作成、起こりうる問題点に関して各グループごとに話し合ってもらうというものです。

テクノロジーベンチャー(架空の企業)の上場までの資本政策経緯↓

高橋氏による解説では、その企業におこりうるであろう課題などが語られました。参加者も積極的に発言する活発的なワークショップとなりました。

このベンチャー企業での上場までの資本政策の課題や起こりうること

・株主間契約書を締結していないことによる初期役員の株の買い戻しリスク
・複数のVC参画によるバリューション低下の合意形成の難易度
・VCの持ち主比率が高いことによる、上場後大量売却に伴う株価の下落

本イベントでは、ベンチャーのファイナンスにおいて想定されるリスクを事前にシミュレーションすることで、実際のファイナンスを検討するヒントになることを目的としています。

02.事業計画書作成パート:企業の価値を引き上げる事業計画資料作成
のコツ

次は八木たいすけ氏による事業計画資料作成のコツについての講義が行われました。分かりやすい事業計画資料は事業の価値を認識してもらうために重要なものです。
しかし多くのスライドを用いて説明することが難しかったり抽象的になりすぎたりという難しいという課題もあります。そこで本講義では事業計画資料作成の重要性、高速化させ、なおかつ魅力的な資料を作成するための方法を紹介

なぜ事業計画資料が重要か。

  • 1.外部VCや投資家に自社の戦略と
事業計画をきちんと伝えることで価値を認識してもらうため。
  • 2.ビジョンや戦略を可視化し、常に社内の共通認識を持てるようにするため。

上記のような目的のもと、ファイナンス面でも価値を発揮する資料作成ですが、なかなか後回しになってしまったり、時間がかかるもののため、情報の整理や見せ方やその質をあげていくためには手間がかかります。
そこで、本ワークショップでは、以下のようなポイントが紹介されました。

  • 1.高速化させる方法
  • 2.わかりやすく魅力的に作る方法
  • 3.盛り込むべきポイント

高速化の3つのポイント

  • 1.いきなりパワポで作らない。
  • 2.その時の上限スライド数を決める。
  • 3.先に納期を約束。

事業計画資料の常に事業や戦略を社内外に伝えるために、常時何らかの形でアップデートしていくことが理想的です。
そのための資料作りの「高速化」も重要なポイントとなります。

高速化の3つのポイント

  • 1.各ページで伝えたい1点の明確化
  • 2.図示化のパターン化
  • 3.分業する
高速化

わかりやすくデザインの整った資料があると、戦略の可視化がしやすかったり、資金調達や営業提案の際に価値を伝えやすかったりと、提案先にプラスの影響印象を自社の価値を理解してもらい評価を上げることに有効にはたらきます。

盛り込むべきポイント

  • 【成長性】
  • 市場、シェア
  • 成長率

  • 【強み・競合優位性】
  • 強み(ケイパビリティ)
  • 強み(アセット)
  • 競合状況

  • 【戦略】
  • 事業戦略
  • マーケティング戦略
  • 組織戦略
  • ファイナンス

事業計画に盛り込むポイントを抑えることで、事業計画がより精度の高いものになります。上記はその一例ですが、優先順位の高い埋められる項目から作成し、日頃から、アップデートしていくという、進め方が有効です。
以上3つの観点から、ファイナンスに向けた事業計画書作成のために必要な計画資料のコツが語られました。

最後は、懇親会でネットワーキング

登壇が終わると懇親会がスタート。参加者同士や、参加者と戦略参謀Unit ALPHAのメンバーとの和気藹々とした交流の場に。事前に予約していた参加者の方に限り個別相談も行われました。

戦略参謀Unit ALPHAでは今後も継続してイベントを行っていく予定です。本レポートを読んで興味が湧いた方は是非次回、Startup BOOST Day03にもお越しください。

戦略参謀Unit ALPHA
 FBページをフォロー
ベンチャーの経営戦略で役立つ情報や
イベント情報が届きます。
↓↓↓

Event & Information

イベントと新着情報

CONTACT

お問い合わせ

CONTACT